私は、GPS付きランニングウォッチとして、これまでXiaomiのスマートウォッチを2機種使用してきており、現在は「Redmi watch3」を使用しています。
しかし、「Redmi watch3」は、従前使用していた「Redmi watch2 Lite」と比較して、スマートウォッチとしての性能は向上したものの、ランニングウォッチとしては使いにくくなってしまいました。
この2機種の比較は、別記事でまとめていますので、そちらをご覧ください。
そこで、今回、代替え機種として購入したのが「Amazfit GTS4」です。
ここでは、なぜ私がこの機種を選んだのか、他にどの機種を比較対象としたのかを解説していきます。
最初に検討していたのはGarmin
代替機種として最初に検討したのは、Garminです。
ランニングウォッチといえば、Garminを最初に思い浮かべるランナーは多いことでしょう。
Garminのランニングウォッチは色々とありますが、懐事情を勘案すると、検討対象は次の2機種に絞られました。
- ForeAthlete55
- ForeRunner255
ForeRunner255の後継機種として、ForeRunner265が発売されていますが、この2機種の違いはディスプレイの違いだけであり、それだけで1万円の価格差があるため対象から外しました。
検討対象とした2機種の大きな違いは、私的には次の6点でした。
他にも細かく見ればあるのでしょうが、私が気になったのが6点という意味ですのでご了承ください。
ForeAthlete55 | ForeRunner255 | |
大きさ | 42✕42✕11.6mm | 45.6✕45.6✕12.9mm |
電池持ち | GPSモード:約20時間 | GPSモード:約30時間 |
重さ | 37g | 49g |
GPSセンサー | GPS GLONASS みちびき Galileo | GPS GLONASS みちびき Galileo GNSS |
地図ナビゲーション | なし | あり |
価格(定価) | 32,000円 | 52,800円 |
これまで使ってきたスマートウォッチを考えると、ForeAthlete55でも十分満足できそうな気がします。
ただ、最近山を走ることが楽しくなってきたことを考えると、地図ナビゲーション機能は魅力的です。
また、GPSの種類が4つであり、現在使用している「Redmi watch3」よりも劣るのが気になりました。
一方で、ForeRunner255は価格がちょと高く、購入には踏み切れませんでした。
次に出会ったのが「Amazfit GTR4」
そこで、他にいい機種がないか探していたところ「Amazfit GTR4」に出会いました。
このスマートウォッチは、家電批評のスマートウォッチ部門でBEST BUYに選ばれており、YouTubeのレビュー動画でもかなり高評価です。
では、ランニングウォッチとしてはどうなのか、前述のGarminの2機種と比較してみましょう。
ForeAthlete55 | ForeRunner255 | Amazfit GTR4 | |
大きさ | 42✕42✕11.6mm | 45.6✕45.6✕12.9mm | 46✕46✕10.6mm |
電池持ち | GPSモード:約20時間 | GPSモード:約30時間 | 高精度GPSモード:最大25時間 |
重さ | 37g | 49g | 60g |
GPSセンサー | GPS GLONASS みちびき Galileo | GPS GLONASS みちびき Galileo GNSS | GPS GLONASS みちびき Galileo GNSS NAVIC |
地図ナビゲーション | なし | あり | あり |
価格(定価) | 32,000円 | 52,800円 | 33,000円 |
驚くべきことに、ForeRunner255と同等の機能で、価格はForeAthlete55並というコストパフォーマンの良さです。
GPSに至っては6つの衛星システムに対応しており、さらに、デュアルバンド円偏波GPSアンテナ技術(航空機や自動車分野で使用されているものと同様で、高層ビル密集地などでも正確に捕捉)の採用により、高精度の測位が可能となっています。
ここで一気に、「Amazfit GTR4」が、購入対象のトップに躍り出ました。
「Amazfit GTS4」はGTR4と同等の機能で軽量・コンパクト
「Amazfit GTR4」を一度ポチりかけたのですが、色々な方のレビューを見ていて気になったのが、大きさと重さです。
私は、活動量計としても使用していますので、風呂に入る時以外は基本的に着用しています。
それを考えると、あの大きさと重さがストレスにならないか不安になってきました。
また、ランニングする場合も、なるべく軽い方がいいに越したことはありません。
そこで、他の機種を探していたところ目に留まったのが「Amazfit GTS4」です。
「Amazfit GTS4」はGTR4の兄弟機で、機能は全く同じであり、発売日も価格も同じです。
では、何が違うのか、表で確認してみましょう。
ForeAthlete55 | ForeRunner255 | Amazfit GTR4 | Amazfit GTS4 | |
大きさ | 42✕42✕11.6mm | 45.6✕45.6✕12.9mm | 46✕46✕10.6mm | 42.7✕36.5✕9.9mm |
電池持ち | GPSモード:約20時間 | GPSモード:約30時間 | 高精度GPSモード:最大25時間 | 高精度GPSモード:最大16時間 |
重さ | 37g | 49g | 60g | 46g |
GPSセンサー | GPS GLONASS みちびき Galileo | GPS GLONASS みちびき Galileo GNSS | GPS GLONASS みちびき Galileo GNSS NAVIC | GPS GLONASS みちびき Galileo GNSS NAVIC |
地図ナビゲーション | なし | あり | あり | あり |
価格(定価) | 32,000円 | 52,800円 | 33,000円 | 33,000円 |
違いは、大きさ(形状)と電池持ち、そして重さです。
GTR4は円形であるのに対し、GTS4はスクエア型です。
GTR4よりも小ぶりであり、その分バッテリー容量が小さくなっています。
それでも、GPS使用時で16時間駆動しますので、100kmのウルトラマラソンに使用することも可能です。
今のところ100kmを超えた距離を走ろうとは考えていないので、私にとっては十分なバッテリー容量です。
大きさは、今使っている「Redmi Watch3」とほぼ同じですが、重さは若干重いです。
Amazfit GTR4 | Amazfit GTS4 | Redmi watch3 | |
大きさ | 46✕46✕10.6mm | 42.7✕36.5✕9.9mm | 42.6✕36.6✕10mm |
重さ | 60g | 46g | 37g |
ただ、9gの差ですので、そこまでの負担には感じないと判断しました。
これらの検討により、「Amazfit GTS4」の購入に至りました。
「Amazfit GTS4 mini」や「GTR mini」は?
「Redmi Watch3」と同ランクの製品で考えれば、Amazfitでは「GTS4 mini」や「GTR mini」が比較対象になるでしょう。
この2機種は、それぞれ「GTS4」と「GTR4」の廉価版になります。
大きな違いは、私的にはGPSセンサーの種類、音楽再生機能の有無、地図ナビゲーション機能の有無です。
GPSセンサーは5種類の衛星システムに対応しており、上位機種の6種類よりも少ないです。
また、音楽再生機能と地図ナビゲーション機能がありません。
私は、地図ナビゲーション機能を使ってみたかったので、miniは検討しませんでした。
ただ、GPSセンサーが上位機種よりも劣るとはいっても5種類に対応しており、十分な性能を有しています。
音楽再生機能が不要で、ランニングのログを取ることを目的とするのであれば、「GTS4 mini」や「GTR mini」も検討対象になるでしょう。
まとめ
今回、新たなランニングウォッチとして「Amazfit GTS4」を購入しました。
地図ナビゲーション機能があり、軽量・コンパクト、そして低価格という点が決め手でした。
ランニング時にしか着用しない方や、100kmを超えるレースを走られる方は「GTR4」も選択肢となるでしょう。
実際の使用感は、別の記事でご紹介します。