ノンアルランナーのランニング後のお楽しみ!遠野の甘酒で栄養補給

ノンアルランナーのランニング後のお楽しみ!遠野の甘酒で栄養補給

遠野でのランニング後のお楽しみとして、「ビールやどぶろく片手にジンギスカン」をご紹介しました。

でも、アルコールが飲めない、もしくは控えているランナーも多いのではないでしょうか。

そんなランナーも遠野は見放しません。

遠野では日本酒やどぶろくが作られてますが、その原料には米麹が使われており、副産物として酒粕もできます。

米麹や酒粕を使ったお酒ではない飲料と言えば、甘酒ですよね。

甘酒は「飲む点滴」と言われるほど栄養価が高い飲み物です。

ランニングで疲れた体に甘酒はピッタリな飲み物と言えるでしょう。

ここでは、ランナーの甘酒の飲み方を解説するとともに、遠野で作られている甘酒をご紹介します。

ランナーの甘酒の飲み方|目的別に飲み分けよう

甘酒には、次の2種類があります。

「酒粕」を原料にした甘酒
・酒粕を水に溶き、砂糖などを添加して作られる。
・アミノ酸、ビタミンB郡に加え「レジスタントプロテイン」が豊富
・微量のアルコールが含まれる(1%以下)
「米麹」を原料にした甘酒
・蒸した米を麹菌で糖化して作られる。
・砂糖は添加されていないものが多い。
・栄養素としてブドウ糖、オリゴ糖、ビタミンB2、アミノ酸などが含まれる。
・アルコールは含まれない。

「酒粕」を原料にした甘酒はダイエットに効果的

「酒粕」を原料にした甘酒に含まれている「レジスタントプロテイン」は、難消化成分のひとつで食物繊維のような働きをし、次のような効果があります。

  • 糖の吸収を抑える
  • 腸内環境を整える
  • コレステロールを下げる

これらの効果から、酒粕を原料にした甘酒は、ダイエットに効果的です。

ただ、飲み物としてはカロリーが高めですので、1回100ml(小さなコップ1杯程度)を、食前20分前、または、おやつ代わりに飲むのがいいでしょう。

食前に飲むことで血糖値が上がり満腹中枢が刺激されますので、食事の量を減らせます。

甘酒のカロリーは飲み物の中では高いですが、100ml程度であればお菓子や菓子パンなどよりは低いです。

甘酒は満足感を与えてくれますので、お菓子を食べるよりは甘酒を飲んだ方が、カロリーを制限できます。

ハゲカケ
ハゲカケ

1回100mlであっても、1日に何回も飲めばカロリーが多くなりますので、1日2回までにしましょう。

ランニングのパフォーマンスと体重の関係は一般的に反比例しますので、体重を落としたいランナーは「酒粕」を原料にした甘酒を活用するのも有効でしょう。

「米麹」を原料にした甘酒は疲労軽減効果がある

「米麹」を原料にした甘酒には、9種類の必須アミノ酸がすべて含まれています。

アミノ酸は疲労回復や筋肉の修復などに必要な栄養素であり、必須アミノ酸とは人が体内で作り出すことができないものです。

「酒粕」を原料にした甘酒にも含まれますが、「米麹」を原料にした甘酒の方が圧倒的に多いです。

「米麹」を原料にした甘酒の疲労回復効果について興味深い研究結果がありますのでご紹介します。

陸上競技選手における甘酒摂取がトレーニング期間中の身体的部位疲労及び自覚症状に及ぼす影響
この研究は、八海醸造㈱と東京農業大学との共同研究で、陸上競技選手のトレーニングによる疲労に対する「麹甘酒」の効果を検証したものです。
この研究は、大学陸上競技部所属の長距離選手と短距離選手について、麹甘酒を飲用するグループと飲用しないグループに分け、14日間の合宿期間中の疲労軽減効果について、起床後と練習後の1日2回、アンケートを行い調査しています。
この結果、短距離選手には特に差が見られなかったものの、長距離選手においては麹甘酒を飲用したグループで疲労度が軽減されたという結果が見られました。

この研究から、「米麹」を原料にした甘酒には、ランニングのような持久的な運動に対して疲労軽減効果があることが分かります。

疲労軽減効果を狙った摂取のタイミングとしては、ランニング後が最適です。

また、トレーニング前やトレーニング中のエネルギー補給としても有効です。

「酒粕」を原料としたものよりも「米麹」を原料とした甘酒の方がカロリーが高いので、特に長い距離を走る場合は、補給食として活用してもいいでしょう。

ランナーの甘酒の飲み方|まとめ

「酒粕」を原料とした甘酒「米麹」を原料とした甘酒
飲む目的ダイエット疲労回復
飲むタイミング食事の20分前
間食の代わりとして
トレーニング後
トレーニング前・中の補給食としても有効

遠野産の甘酒をご紹介

遠野で甘酒を作っている事業者は次の2者です。

  • 宮守川上流生産組合
  • ㈱nondo

この2者は、どぶろくを作っている事業者でもあります。

それぞれが作っている甘酒をご紹介します。

宮守川上流生産組合の甘酒

宮守川上流生産組合が作る甘酒は1種類です。

宮守地区の酒米「吟ぎんが」を、麹から取り出した「酵素」により糖化して甘酒が作られています。

麹特有の匂いが気になるという方におすすめです。

180ml入りと、300ml入りの2種類があります。

道の駅や産直、市内のスーパーなど、遠野市内で比較的手に入りやすい甘酒です。

オンラインショップでも購入できます。

㈱nondoの甘酒

㈱nondo(民宿とおの)が作る甘酒は2種類です。

甘酒(200ml)
どぶろくの醸造にも使われている麹と水だけで作られた甘酒です。
玄米の甘酒(200ml)
農薬や肥料を使用しない自然栽培米「遠野1号」を熟成させ、麹と密とごく少量の岩塩で作られた甘酒です。
大豆の甘酒(200ml)
岩手県盛岡市で自然栽培で作られた大豆と麹で作られた甘酒です。
甘酒と大豆の効能が一度に摂取できるので一石二鳥です。

㈱nondoの甘酒は、遠野市内でも限られた場所でしか販売されておらず、ファミリーマート遠野バイパス店では取り扱いがあるようです。

㈱nondoのオンラインショップで購入することもできます。

甘酒があれば遠野ランをもっと楽しめる

甘酒の効果や遠野産の甘酒についてご紹介しました。

遠野の風景と遠野の甘酒があれば、いつもより長く、軽やかにランニングを楽しめること間違いなしです。