ランニング後に水分補給をするなら何を飲みますか?
多くの方は、水やスポーツドリンクと答えるでしょう。
一方、ドイツでは、運動後の水分補給として意外な飲み物が支持されています。
それは、ノンアルコールビールです。
毎年9月に開催されるベルリン・マラソンでは、ノンアルコールビールが公式飲料のひとつとなっており、ゴール直後にノンアルコールビールが選手に配られています。
なぜ、ドイツでは運動後にノンアルコールビールが選ばれているのでしょうか。
「本当はビールを飲みたいけれど、運動後のビールは体に良くないから」というのももちろんあります。
ただ、ノンアルコールビールの摂取には、実はランナーにとってメリットがあるのです。
ここでは、ランニング後のノンアルコールビール摂取の効果について解説します。
また、岩手県遠野市で販売されているホップソーダについてご紹介します。
アルコール以外のビールの成分はランナーにとって有効
ランニングでカラカラの喉にビールを流し込む。
最高の瞬間ですよね。
ただ、多くのランナーは、ランニング後のビールの摂取が体に良くないことを知っています。
アルコールは利尿作用がありますので、摂取した量異常の水分が尿として排出されてしまいます。
アルコールを分解するためにも水が必要になりますので、二重の意味でビールは水分補給になり得ません。
また、運動後のアルコール摂取は、筋肉の合成率が3割程度も減るという研究結果もあり、疲労の回復が遅れてしまいます。
一方で、ここで注意して欲しいのは、悪いのは「アルコール」だということです。
実は、ビールに含まれる成分自体は、ランナーにとって非常に有効なのです。
ビールに含まれる成分には、次のような効果があります。
- リラックス効果
- 運動後の免疫力低下の防止
- 疲労回復の促進
ビールの効能はホップ由来のもの
ビールに含まれる成分の3つの効果は、ビールに使用される特定の材料に由来しています。
それは、ホップです。
ホップは、ビールに重要な苦味、香り、泡持ちをもたらします。
また、腐敗を防ぐ抗菌作用もあります。
このホップが、ビールの効果の全てに関係しているのです。
まず、リラックス効果はホップの香りによるものです。
ホップの香りにはリラックス効果があることが知られており、アロマオイルとしても人気があります。
運動後の免疫力低下の防止と疲労回復の促進は、ホップに含まれるポリフェノールによるものです。
ホップに含まれるポリフェノールには、多くの研究で抗酸化作用があることが分かっており、免疫力向上と疲労回復に寄与しています。
ビールからアルコールを除いたノンアルコールビールはランナーに最適
ランナーにとって、アルコールを除いたビールの成分自体は有効であり、その効能はホップが担っています。
つまり、ビールからアルコールを除けば、ランナーにとって最適な飲み物になります。
ビールからアルコールを除いた飲料と言えば…
もう、お気づきですね。そう、ノンアルコールビールです。
ビールからアルコールを除いた飲料、つまりノンアルコールビールは、ビールのいいところだけを摂取できる、ランナーにとって最適な飲料です。
ノンアルコールビールではないホップを使用した飲料が「ホップソーダ」です
ホップには、ランナーに有効な成分が含まれています。
ホップが含まれる飲料の代表格がビールですが、ランナーにとって体に悪影響を及ぼします。
そこで、ビールからアルコールを除いたノンアルコールビールが、ランナーにとって最適な飲料と解説しました。
実は、私が住む岩手県遠野市には、ホップを原料としたノンアルコールビールではない飲料が存在しています。
それが「ホップソーダ」です。
岩手県遠野市は、全国でも有数のホップの生産地であり、ビール以外にもホップを使用した製品が開発されています。
その中の一つに「ホップソーダ」があり、INHOP㈱(2023年4月1日にキリンホールディングス㈱に事業譲渡)が展開する「熟成ホップエキス」が使用されています。
「熟成ホップエキス」は、成分を損なうことなく、ホップの苦味だけを抑えた食品素材です。
ホップソーダは、ノンアルコールビールとは異なりビールに寄せて作られたものではなく、ホップのフレッシュで爽やかな香りを再現した、唯一無二の炭酸飲料です。
ランナーにとっては、ノンアルコールビールとは別の選択肢があるのは嬉しいですね。
ホップソーダは、道の駅「遠野 風の丘」の店頭とオンラインショップで購入できます。
また、遠野市のふるさと納税の返礼品にも選ばれています。