「遠野ラン」の後は「遠野のそば」でリカバリー！

ランニングは体への負担が大きいスポーツです。

一定の時間継続して体を動かし続けるので、エネルギー源である体内の糖質は失われ、筋肉にもダメージを受けています。

ランニング後のリカバリーには、適切な栄養補給が必要です。

そこで重要になるのはランニング後の食事ですが、おすすめなのが「そば」です。

そばにはランナーに適した栄養素がぎっしり詰まっています。

ここでは、ランニング後の食事にそばが適している理由を解説するとともに、岩手県遠野市のおすすめのそば処をご紹介します。

「そば」はランナーが必要とする栄養がぎっしり

そばの栄養価で注目すべきは、タンパク質、ビタミンB1・B2、ルチンです。

それぞれ順番に見てきましょう。

そばのアミノ酸スコアは92！

まずはタンパク質です。

タンパク質は、筋肉や臓器など体を構成する要素として非常に重要です。

タンパク質は20種類のアミノ酸から構成されており、体内で生成できない９種類を必須アミノ酸と呼んでいます。

この必須アミノ酸のそれぞれの必要量に対して、食品にどれくらい含まれているかを算出したのが「アミノ酸スコア」です。

アミノ酸スコアは、９種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれていると高くなり、100が最高値です。

「そば」のアミノ酸スコアは「92」と高い値を示しており、必須アミノ酸がバランスよく含まれていることが分かります。

食品	アミノ酸スコア
豚肉（ロース）	100
あじ（生）	100
鶏卵	100
牛乳	100
大豆	100
そば	92
精白米	61
じゃがいも	73

アミノ酸スコアが高い食品を摂取することで、体内で十分なタンパク質が生成されます。

そばを食べることは、ランニングで傷んだ筋肉の回復に役立ちます。

ビタミンB1・B2で疲労回復効果UP！

そばには、疲労回復効果のあるビタミンB1やB2が多く含まれています。

ごはんと比較すると、そばの含有量は２倍です。

また、ミネラル類（カリウム、マグネシウム、リン、鉄）も豊富に含まれています。

ランニング中は、汗と一緒にミネラル類が排出されています。

ランニング中や後に起きる脚の痙攣は、ミネラル不足が原因とも言われています。

そばを食べることは、疲労回復を早め、失ったミネラル類の補給に役立ちます。

栄養成分（100g当たり・㎎）	そば	ごはん
ビタミンB1	0.05	0.02
ビタミンB2	0.02	0.01
カリウム	34	29
マグネシウム	27	7
リン	80	34
鉄	0.8	0.1

ルチンでアンチエイジング

ルチンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用がある成分です。

ルチンは、穀類のなかではそばにだけ含まれると言われています。

ランニングは心肺機能に負荷がかかる運動であり、細胞レベルの酸化ダメージが引き起こされます。

簡単に言うと、「ランニングをすると老化する」ということです。

そばに含まれているルチンには抗酸化作用があるので、ランニングによる酸化ダメージを軽減してくれます。

遠野のそば処をご紹介します！

岩手県は「わんこそば」に代表されるように、そばが食文化に根付いており、生産量も全国トップ10以内に入っています。

遠野市でもそばは生産されており、夏にランニングしていると、畑一面そばの白い花で埋め尽くされている光景を目にします。

ここでは、遠野ランの後に食べたい、遠野のそば処をご紹介します。

ばんがり｜遠野でそばと言ったらココ！

まずご紹介するのは、「ばんがり」です。

こちらのそばは自家製麺で、遠野産のそばを店舗にある石臼で引いて使用しています。

バイパス店とまち中にある伊東家店の２店舗あります。

バイパス店で提供されるラーメンも人気です。

休日には入店待ちができる程の人気店です。

遠野そば まんてん｜地産地消にこだわったそば店

こちらのお店は、2022年４月創業の新しいお店です。

ばんがり伊東家店で腕を振るった店主が独立して構えたお店です。

遠野産のそばを店舗に設置した石臼で毎日ひき、地元産の野菜を使った天ぷらや、地元産のお米を炊いたごはんなどと共に提供されています。

遠野そばは「暮坪かぶ」と一緒にどうぞ

「幻のかぶ」と呼ばれる「暮坪かぶ」をご存知でしょうか。

暮坪かぶは、遠野市内の暮坪地区で栽培されてきたもので、現在では「共同組合暮坪かぶ」理事長の菊池さん一家のみで栽培されている希少なかぶです。

グルメ漫画『美味しんぼ』では、「幻のかぶ」「究極の薬味」と紹介されました。

わさびとは違った辛味が味わい深く、全国的にファンがいます。

今回ご紹介したそば店では、この暮坪かぶを薬味に添えたそばが提供されています。